LIBRA工法
仮橋仮桟橋斜張式架設工法
NETIS登録番号
KT-990222-VE
平成28年度 推奨技術(新技術活用システム検討会議(国土交通省))
工法の概要
架設工事の安全性を向上させながら、作業工程を大幅に短縮!
仮橋・仮桟橋架設施工は、特に山間林野部等の傾斜地など、機械足場の確保が困難な環境下の杭心を確保する導材の設置作業やブレス材、上部桁材架設と、それに先行する足場構築作業等の高所作業が避けられず、作業性と安全性の改善が望まれていました。
本工法は、上部鋼製パネルを支持杭打設のガイドとすることにより、杭心確保を容易にし上部工架設までの足場材の設置を無くし、傾斜地における煩雑な橋脚部補強も、極限まで省力化しました。
仮橋・仮桟橋施工の安全性を向上させながら工期短縮を追求し、同時に自然環境への影響を、低減することを目的として開発されています。
適用工種
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工事用道路・付替道路・斜面上での作業構台
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水上・海上での作業構台
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災害復旧時の応急橋・作業用構台
工法の特長
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上部工において足場工作業と架設にかかる高所作業が不要となり工期が短縮され安全性が向上します。
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上部工と下部工の併行作業化が可能となり手待ちが低減して施工性が向上します。
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新設パネルの杭橋脚連結部が鋼管打設の導材となるため傾斜面等における基面整形、導材設置作業が低減し安全性が向上すると共に自然環境に対する影響を抑えることが可能です。
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削孔と建込みが同時に進行し、軟弱地盤、崩壊性地盤から転石等の硬質地盤まで安定した施工が可能です。

施工事例
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高速道路新設工事の工事用道路
桟橋規格 457系(杭径: φ457.2mm)
508系(杭径: φ508.0mm)杭長 平均23.0m 本数 860本(457) / 20本(508) 桟橋延長 約1,940m -
道路橋4車線化工事の作業用構台
桟橋規格 457系(杭径: φ457.2mm)
508系(杭径: φ508.0mm)杭長 平均26.5m 本数 474本(457) / 52本(508) 桟橋延長 約785m -
ダム機能改修工事の作業用構台
桟橋規格 609系(杭径: φ609.6mm) 杭長 平均48.0m 本数 134本 桟橋延長 約52m 最大水深 約35m -
災害復旧工事の応急橋
桟橋規格 609系(杭径:φ609.6mm) 杭長 平均20.9m 本数 37本 桟橋延長 約75m