L桟橋
20m支間一括架設方式の仮橋仮桟橋工
NETIS登録番号
KK-210031-A

建設技術審査証明 建設機械施工技術: 第2202号

工法の概要

LIBRA橋の20m支間

高強度材の製作桁と鋼管杭を用いて幅員8mで作業可能な大型重機を採用したことで、縦架設による最大支間長20mの設置を実現しました。

河川内の通年存置に対応でき、非出水期毎の架設撤去を繰り返さずに済むことから、長期間に及ぶ長大橋など大規模河川構造物の新設 / 更新 / 維持補修工事や、広域災害の復旧復興工事において、工事用桟橋、迂回路、応急橋など幅広い用途でご利用いただける、初めての長支間対応型のLIBRA橋です。

工法の特長

  • 地組した上部パネルを反力ポールを介して先行架設する事で安全性と施工性が向上します。

  • メインフレームの材質に高強度部材を採用し品質強度が向上します。

  • 地組で杭フレームとブレスパイプ,ブレス材を連結し一括架設することで、昇降作業が無く安全性が向上します。

  • 支持杭打設は専用の回転切削圧入機と油圧式中掘機により低騒音・低振動施工に対応でき、また硬岩・転石層にはダウンザホールハンマ式中掘り機を併用して杭打設が可能です。その他バイブロハンマも選択できる柔軟性により、崩壊性地盤・互層地盤と全ての硬質地盤・岩盤層に対応が可能です。

  • 長支間製作桁により杭本数が削減、河積阻害の軽減により通年設置への適用が可能です。

※施工概要図

施工事例

  • 災害復旧工事の応急橋

    桟橋規格 800系(杭径:φ800mm)
    支間長 20m
    杭長 平均24.7m
    本数 20本
    桟橋延長 約100m
  • 橋梁新設工事の作業用構台

    桟橋規格 800系(杭径:φ800mm)
    609系(杭径:φ609mm)
    支間長 16m(800) / 12.5m(609)
    杭長 平均48.0m
    本数 3本(800) / 74本(609)
    桟橋延長 約220m