カプセルホウ・パイラ工法 BSタイプ
低騒音・低振動で先行掘削を併用せずに硬質地盤に鋼管矢板を施工
NETIS登録番号
KK-120018-AG
建設技術審査証明 建設機械施工技術: 第2101号
工法の概要
カプセルで中掘りという発想で護岸改修工事のさまざまな課題を解決しました
本工法では、カプセルホウ(中掘り機)による管内掘削を併用し貫入抵抗を軽減することで、従来の圧入機のような噴射水の必要を解消しました。その結果、鋼管矢板の圧入工法は、管周囲の地盤を乱すことなく、また濁水の発生も抑えることができる、高品質の環境にやさしい工法へと生まれ変わったのです。
適用工種
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土留仮締切工事・鋼管矢板基礎工事・護岸工事・鉄道橋・道路橋工事・橋梁維持補修工事
工法の特長
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低騒音、低振動で濁水を発生させない施工ができます。
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先行掘削等の補助工法や噴射水を必要とせず、それらの関連設備が不要となり、コスト縮減、工程の短縮が可能です。
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噴射水を併用しないため杭(鋼管矢板)周辺地盤を緩めずに、地下空洞や周辺地盤陥没の発生の危険性がありません。
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カプセルホウを専用のシェルターフードで覆い、掘削土のハンドリングの際の飛散を防止します。
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護岸部のコンクリート・河床玉石層などをカプセルホウによる中掘りで除去するため、圧入を確実に補助し、鋼管外周の地山への影響を最小限に抑えます。
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新開発の回転スライド式ボトムシャッタでカプセルパイプを密閉するため、水中掘削や含水率の高い砂礫等の排出時の掘削土と濁り水の漏出を防止し、排土効率を高めます。